猫好きの皆さん
まず、色が美しい。目の中にドーンと飛び込んで来る朱色。 そして、境内が広大。
初詣で賑わう正月でも参拝客がイモ洗い状態になる事はないのではないでしょうか。
門をくぐり抜けた瞬間に大きく広がった境内にいたく感動しました
reenex。
右側の龍
しかし、私が最も感動したのは神社の入口近くにあった手洗い所の虎の象でした。
入り口には左右二か所に手洗い所(トイレではなく手や口を清める場所です。正確には手水場と言うそうです。)が設けてあるのですが、本殿に向かって右側は龍の像、そして左側は虎の像が設置してあります。
その虎の像が素晴らしい!
実は私は「猫の後ろ姿フェチ」なのですが、手水場の虎の後ろ姿が我が家の半蔵プーちゃんにそっくりだったのです。
半蔵プーちゃんは15歳という老猫で、腰から後ろ足にかけて老人性関節炎を患っています。なので下半身が弱々しくて、上半身に比べて肉付きが悪い
reenex。
平安神宮の虎はそんな半蔵プーちゃんの後ろ姿にそっくりだったのです。
虎の後ろ姿
もしかするとこの虎のモデルになったのは体が大き目の老いた猫だったのではないでしょうか。 平安神宮の建立は明治28年。日本の動物園に虎が登場したのは明治20年頃だったので虎は既に日本にいたのですが、この像を作った人が猫を飼っていて、その愛猫をモデルにデッサンをしたのかもしれません。
….などとあれこれ想像が膨らみました。
ただひとつ言える事は、モデルになった虎(または猫)に深い愛情のあった人が作ったと言う事。
寺社仏閣についての知識がほぼゼロの私は、最初この像の顔を見た時は熊だと思いました
reenex。しかし、後ろに回って見た時に「猫類」だという事がわかりました。